朝起きた時は寒く、いよいよ冬かと思ったが、日中は暖かかった。今日のワークアウトは昼過ぎの屋外のランニング(5.5km)。手袋はまだ不要だった。
今日で休暇も終わり、明日からは仕事復帰だが、結局一度も会社PCを開かなかったし、仕事のことを一切考えもしなかったので、十分に静養できた。あと1ヶ月もすれば年末なので、年内に片付けられることは鋭意片付けてしまおうと思う。
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さて、言志四録2巻の40に興味深い内容があった。いわく(下記は現代語訳)、
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私は中国、明の歴史を読むと次のことがわかった。即ち、「明の末期に至ると、君主も宰相もその人を得ず。〈中略〉賄賂が公然と行われ、兵馬は衰弱し、国庫は空になり、政事といえばただ金銭をやりくりするだけであった。〈中略〉終いには、北方胡人が隙に乗じて中国を亡ぼすに至った。」ああ、後生の人々は、この明の滅亡に鑑みて深く戒める所を知らなければならない。
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さらに次の41の言。
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紙幣が出だして明朝は衰え始め、その紙幣が多くなって明朝は亡びた。
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つまり、訳者の付記によれば、「物の生産以上に紙幣を乱発して亡びた」ということである。
が、どうだろう。これはかつての中国の話だが、現在、異次元緩和を継続中の某国とも重なるように思う。
特に、「政事といえばただ金銭をやりくりするだけであった」の箇所は、漢文書下文では、「政事(せいじ)は只(た)だ是(こ)れ貨幣(かへい)を料理(りょうり)するのみ」となっており、現代語訳よりも、その深刻さが分かりやすい。
要は、税を取って配るだけ、紙幣を刷って配るだけだったということであり、そして、そこには何らの成長戦略も投資的な視点もなかったのであろう。
現在の某国が、このような過ちを犯さないことを切に願うのみだ。