吾未知足 唯修身爾

一日一哩を目標としています

MENU

388日目 晴れ

仕事が始まると職場と家の往復だけになるので、あまり書くことがないのだが、通勤時に少し韓非子を読む。

韓非子では、儒教や墨子の唱えた理想人格者による人治主義を理路整然と批難し、一貫して法治主義を至高とする主張がされており、内容にすべて同意するかどうかは別としても、非常に小気味のよい文章だと思う。例えば、

「父母が子供に愛情を持って接したとしても、病気になったら医者に連れていくでしょう。つまり、愛情のある親子間でさえ、愛情だけでは子供の面倒は見れないのです。であれば、君主がいくら愛情をもったところで、愛情だけで国を治めることはできますか。できないでしょう?」

といった展開がなされていく。そして、「では国を治めるには何が必要か?」「それは法律です。」といった主張が繰り返される。

韓非子を読んだ時は、それでも仁愛を唱える儒教の方が自分にはしっくりきたのだが、あらためて韓非子を読むと感心すること頻り。世相の影響もあるかもしれない。

言志四録(儒教)もまだ途中だが、相反する主張を並行して読むと双方の理解が深まる気がする。

*

トレッドミルで軽く走り(2km)、連続ワークアウトは388日となった。