先日、妻の実家から柿が届いたので、しばらく食卓が一品増えていた。
柿の良いところは、美味いのだけど、食べ過ぎるとお腹を壊すので、あまり食べられないところ。なので、ある意味長持ちする。
私の家には木を植えるスペースはないが、近所の昔ながらの家には、庭に柿の木がある家がちらほらある。
たしかに、庭にスペースがあれば、何よりもまず柿の木を植えようと私も思ったと思う。
また、柿と言えば、石田三成が処刑直前にも関わらず、体を気遣って、出された柿を断った話があるが、彼も柿は好物だったようだ。
だから尚更、滑稽とも高潔とも取れるこの逸話から、彼の潔癖症の一面が感じられて面白いのだけど、干柿だったら断る理由がないから、やはり食べたのかな。
あるいは、そのくらい気を利かせよ、くらいは心の中では思ったかもな、とか想像したりもする。なんせ三献茶の人だから。
ただ、この人は、聡いだけでなく、努力して聖人たろうといていたように思う。実際、民第一の善政を敷いていたとも言われている。だから、私はこの逸話を滑稽だとは全く思わず、むしろ素敵な話だと思っている。
とにかく、柿は美味い。ただ、食べ過ぎないようにしているのは、石田三成に敬意を持っているからでもある。
夕食後は少し勉強し、トレッドミル4km。たまには走る。