吾未知足 唯修身爾

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2番 真福寺(しんぷくじ)

1番を出た後は順当に2番の真福寺に向おうと思ったが、コースマップは真福寺に行かないルートを示していた。

なんでも真福寺には納経所がなく、真福寺から少し離れたところにある光明寺(こうみょうじ)が管理を担っており、サイクル巡礼用のQRコード光明寺にあるとのことだった。

ただ、あくまで平面の地図たが、地図を見る限り、少し遠回りして真福寺に寄ってから光明寺に向かうのでもよさそうに思えた。

ここからは寺間も近いので、少しくらいの遠回りは余裕だろう、と。なにより自転車だ。また、納経所がない真福寺とは一体全体どのような処なのだろうか、との疑問もわいた。それで、真福寺に向かうことにした。寺間が近いので道を間違うこともない。

と思ったが、1番を出て早速間違えた。細い道に入るまではよかったが、いきなり右側に下るのか…

さて、真福寺まで2kmくらいの地点に来たが、どう見てもここから山に入っていくようだ。ただ舗装路なので自転車で行けなくもない。仕方ない。行くか。

ただ、そういえば、最近この辺でも熊が出ると聞いたな。困ったことに熊よけの鈴を持ってきていない。このまま入っていくのは危ないか。あ、いや、自転車にはベルがあったか。仕方ない。進むか。

といった問答をしたりした。

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途中、斜度10%までなら立ち漕ぎすれば進めたが、13%とかになると無理。歩く。

こうなると自転車が重い。ならば、自転車は一旦脇に停めて、真福寺をちらりと見てから戻って来るか。走ればそんなに時間もかからないだろうし、などと思った。

ただ、今は歩いているとはいえ、サイクル巡礼中。自転車とともに巡ることに意味があるのだよ、という観音様の声が聞こえた気がした。

それで、自転車を押しながら登り、やっとこさ真福寺に着いた。手元の計測では1番から2.5km、176mだった。

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なお、真福寺観音堂)の扉はしまっており、なるほど納経所はない。人里にある小さな神社のような佇まい。明治時代の火災で諸堂を消失、観音堂のみ再建したとのことだそうだ。

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その後は山道を来た道とは反対側から下る。こちらの道の方が舗装が行き届いており、生活感がある。納経所の光明寺までは2.1km。

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近世のお寺かと思ったが、光明寺の歴史は古く、1318年の創建らしい。

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QRコードでチェックして、3番に向かう。もうすぐ15時半。

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