新秩父札所巡り。まだ結願していないが、訪問したところを書いていこうと思う。
ここで、「新秩父札所」というのは、秩父札所の写し霊場。浦和博物館の館報(こちら)の引用によると、現在のさいたま市にあるこの写し霊場は、1678年にはすでに始まっていた可能性があるようだ。(なお、秩父札所の写し霊場は他の地域にもある。)
さて、私が巡っている新秩父札所は現在のさいたま市にあるが、車社会の今となっては、さいたま市の人にとっても秩父がそこまで遠い訳ではないし、秩父がもっとずっと遠い人にとっては、行くとしたら、さいたま市にあるこの写し霊場よりも秩父に行くだろうから、今、この新秩父を巡ってみようと思う人はあまり居ないと思う。
なので、こんな物好きなことをしようと思うのは、本場の秩父巡礼後に興味を持った地元民くらいじゃないかなと思う(私含めて)。では、前置きはこれくらいにして本題。
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新秩父1番札所は、電車やバスでは行きにくいところにある。ただ、東武野田線七里駅が最後の34番札所のごく近くであり、かつ、1番札所に対しても最寄り駅のため、七里駅から出発する。手段は自転車。順打ち予定。何日かに分けて巡るつもり。
駅からは南に進み、3.7kmで到着。
入口に看板があり、新秩父札所であることが書かれている。
観音堂はまさかの二階(というか一階はないが)。
無人のようで、観音様は拝めない。お地蔵様に挨拶をする。
次は2番に向かう。